参考までに連盟夏大3決の新栄戦でセイヤが5回86球、ヨウタロが2回35球です。
アイシングについて

モトユウ・ツカモ・レイヤ…と、代表チームでピッチャーをする選手が増えてきました。また、5年以下チームも始動したため、エンタク・ハルキ・ヒイロ達も、これから登板数が増えるでしょう。1試合で投球数が100を超えるのは稀なので、大丈夫だとは思いますが、簡単にアイシングの説明をしておきます。

■アイシングの効果

アイシングとは「氷や水などを用いて身体を局所的に冷やすこと」です。疲労の蓄積や筋肉痛の軽減が目的です。冷やすことで血管が少しだけ広がり乳酸を多く流せる効果があるそうです。

■アイシングの方法

●投手のアイシング

①投球後&試合後などにクールダウンをおこないます。クールダウンの内容は、ゆっくりとしたストレッチや軽いキャッチボールなどです。

②クールダウン後にアイシングをします。感覚が「ヒンヤリ→ピリピリ→鈍くなる」という順に変化するので、最後の感覚が鈍くなくなった時点で終了。時間は10~20分が目安ですが、短い時間でも感覚が鈍くなったらOK。

③投球後&試合後のアイシングがベストですが、できない場合もあります。その場合は帰宅してお風呂に入る前にアイシングをおこなうようにしましょう。投球数が多かった日は、コーチやスコアラーが選手に伝えます。

●野手のアイシング

野手の場合、投手より投球数が少ないので大丈夫だと思いますが、無理なフォームで全力投球を続けてると故障する可能性があります。

故障防止にはフォームの修正が一番効果的だと思うのですが、教える→翌週に元通り→教える→また元通り…の繰り返しで、なかなか治らないのが現状です。

アイシングには疲労の除去の他に、炎症の範囲を狭める効果もあるらしいので、今までに故障経験のある選手は、お風呂に入る前におこなうと良いと思います。

■注意

※アイシングをしたら投げてはいけません。
※たくさん投げた当日や翌日は、朝練や特訓などせず肩をしっかりと休めましょう。
※肩やヒジに違和感・痛みを感じたらすぐ監督&コーチに伝えましょう。